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春の睡眠障害を解消しましょう

「春眠暁を覚えず」ということわざがありますが、春はよく眠れるはず。

なのに、体調がすぐれない、日中ウトウトする、朝スッキリと起きられない人が増えているようです。

なぜ、春は眠くなるのか?

1、環境の変化

入学や入社や転勤・転職など、環境の変化が大きくなりやすい季節。

慣れない状況による疲れやストレスは、心身の調子を崩し、快適な眠りを妨げる原因になります。

 

2、花粉や大気汚染度のアレルギー症状

花粉や黄砂、PM2.5など、アレルギー症状を引き起こす物質が大量に飛散する春、くしゃみや鼻水で寝苦しかったり、薬の副作用で日中に強い眠気に襲われたりします。

 

3、激しい寒暖差

暖かくなってきたと思ったら、真冬の寒さに逆戻りなんて日もあり、1年の中でも、最も寒暖差が激しい時期です。

体が気温差についていけずに、自律神経が乱れやすくなります。

 

対策として、次のようなことを心がけましょう。

 

・朝起きて窓際で、日光を浴びる。

15秒間、目の中に光を入れると活動のスイッチが入ると同時に、この時から14~16時間後に眠くなるように睡眠ホルモンが分泌され始めます。

つまり、朝はたっぷり日光を浴び、夜は就寝1時間前から暗くするという、メリハリをつけることが睡眠の質を上げるコツです。

自律神経のバランスを整えることにもつながります。

 

・寝具の調整や見直し

温度差が激しい春は、薄手の羽毛布団を1枚用意し、調整するとよいでしょう。

枕カバーなど、花粉が付きにくいタイプなどもあるようなので、活用するとよいでしょう。

 

・昼寝をする

眠くて仕方がない、日中ぼーっとしてしまうという人には、昼寝がおすすめです。

短い時期でも、眠ることでスッキリするうえで、認知症や心臓病のリスクを下げるといった健康効果が期待できると言われています。

ポイントは、15時まで、20分以内にとどめること。15時以降、20分以上の昼寝は、夜の睡眠に影響を及ぼしてしまったり、健康のメリットがリスクになってしまうことがあるので、注意が必要です。

 

自分に合った方法で、睡眠の質を上げ、健康に過ごせる習慣を身につけましょう。