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高齢者の転倒に関して

高齢者のどれくらいが転ぶのかについてですが、家で暮らす 65歳以上の方でおよそ2割、施設に入居されている方では3割以上が1年間に転倒すると報告されています。性別では女性は男性より転倒発生率が高く、高齢になるほど率が高くなります。80歳以上では不慮の事故による死亡は、転倒がその3割を占めます。

転倒に関する危険因子としては、身体的要因が主である内的要因と、環境的要因が主である外的要因に大きく2つに分けられます。

①内的要因

  • 筋力低下
  • 姿勢の変化
  • 運動速度の低下
  • 視覚低下
  • 聴覚低下など
  • 加齢変化

②身体的要因

  • 不整脈や心不全
  • パーキンソン病
  • 認知症
  • 骨粗鬆症
  • 変形性脊椎症
  • 骨折の既往 など

③薬物

鎮静睡眠薬

  • 抗不安薬
  • 抗精神薬抗うつ薬
  • 抗てんかん薬
  • 降圧薬 など

外的要因

  • 段差
  • 障害物
  • 履き物
  • 滑りやすい場所
  • 部屋の暗さ
  • 階段
  • 手すりの有無 など

歩行、バランス、筋力などの運動機能の低下は、一朝一夕には改善することは難しいかもしれませんが、これらのロコモティブシンドローム(ロコモ)の状態を改善するためには、家の中でも容易にできる運動が、ロコモーショントレーニング(ロコトレ)として紹介されています。

可能な範囲で、運動を取り入れ、環境を見直して、転倒予防に心がけましょう。